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歯周病治療の流れ

2019年4月10日

歯周検査(1)

まず、歯と歯ぐきの境目の溝(歯周ポケット)の深さを測ります。この際に、あわせて出血がないか?歯が揺れていないか?もチェックします。歯周ポケットの正常値は2~3mmになります。大切な事は出血があるかどうかと、汚れがあるかどうかです。数値だけ良くても歯ぐきが炎症を起こしている場合があります。

スケーリング

「上の歯」と「下の歯」の2回に分けて歯垢(プラーク)や歯石を除去します。
※超音波の振動を利用した器械でクリーニングを行います。
また、的確なブラッシングの為の指導も行います。

歯周検査(2)

スケーリングから1週間後に再検査をします。ここでは、ブラッシングによって歯ぐきの炎症がおさまったかどうかや、歯ぐきの中の細かい歯石の有無を確認します。1本の歯につき、6箇所で測定する精密な検査となります。この精密検査で、深いポケットがあり、出血もある場合は、次のステップへ治療を進めていくことになります。検査結果が良好だった場合は、メンテナンスへ移ります。

SRP

歯周ポケットの深い所に付いた細かい歯石や汚れを取り除きます。お口の中を6つのブロックに分けて、1ブロック1回の治療(計6回)で丁寧にお掃除させていただきます。
また、治療中に痛みを感じないように麻酔をさせて頂きます。ほとんどの場合は塗り薬による表面麻酔ですが、それでも痛い場合は麻酔の注射をします。そして当院では、感染予防の為、消毒用のうがい薬をご自宅でも使用するようにおすすめしております。

歯周検査(3)

SRPから2週間後に再検査をします。歯茎の状態を確認させて頂きます。
検査結果によって、患者さまの状態にもよりますが歯周外科治療に進む場合があります。

歯周検査(4)

歯周外科治療から約1~2ヶ月後に再検査をします。(治療の状態によって時期を決定します)この検査では、歯ぐきの状態がどのくらい良くなったかを最終確認します。「かぶせもの」が必要な患者さまは、ここで初めて「かぶせもの」をつくる治療に進む事ができます。

SPT 歯周病の定期的な管理

歯周病は生活習慣病のため、歯科医師・歯科衛生士のサポートケアが必要になる場合あります。歯周病の治癒経過が良好でも再発の可能性が高い患者さまは1~3ヶ月の短い間隔で、定期的な健診をしましょう。

メンテナンス

すべての治療が終了した時が「新たなスタート」となります。
歯周病の再発を防ぐために、正しいブラッシングと定期的なメンテナンスが不可欠です。
ブラッシングに自信のない方は、期間を短くして定期検診してください。